じいじの社会科教室 vol.2

2章 アメリカに次いで、第2、第3のジャイアン(厄介なガキ大將)誕生ーーー。

 

a、 中国もロシアも英国もフランスも、それぞれ、先の大戦で「日本」を打ち負かしたと国内で喧伝(けんでん)している。


b、 だが、日本はアメリカに圧倒され、最後には、兵士ではなく民間人をも無差別に殺傷する史上初の核爆弾投下(広島、長崎)した米国に降伏したのだ。

原子爆弾

 

c、  1945年、ドイツ降伏後の「日本」について連合国(英米を中心とした戦勝国側)がまとめた「降伏勧告のポツダム宣言」を日本が受諾(うけいれた)した書面に署名したのは、当時のジャイアンである三人、米国のトルーマン大統領、英国の首相チャーチルそれに中華民国、台湾の蒋介石だった。(ソ連は事前に詳説が 無かったとして欠席)。注目すべきは、その後の戦勝国側で作った「国連」の五大常任理事国のひとつが蒋介石統治の台湾(中華民国)だったことだ。


d,  ソ連に至っては、1945年日本が降伏する直前、日ソ中立条約を一方的に破棄して連合国側に割り込むようにして日本に参戦、挙句、降伏後に千島列島に進駐、ハボマイ、シコタン、クナシリ、エトロフに居座った。このように、火事場泥棒のような振る舞いをしたソ連邦は内部分裂して1991年崩壊した。


e、 ソ連邦が崩壊した後、「新生 ロシア」が誕生するが、 当然の如くと言った顔をして国連の常任理事国に居座った。小生、戦勝国側が作った絶対的拒否権を持つ五大核保有常任理事国が牛耳る「国連」など憧れていないが、常任理事国を当然のようにロシアが引き継ぐことに釈然としない。ーー調べてみたら、アッタ。このことにつき、後に、ウクライナ国連大使が「国連の総会でも、安全保障理事会でもなんら協議もしていない」と問題提起していた。もちろん、国連は反応なしで、なしのつぶてだ。


f、  馬鹿にするつもりはないが、虫眼鏡で確認できる辺境の国も一票、常任理事国の1カ国でも反対すれば何も決まらない「国連」のルールは、おかしい。


g、  ここまでくると想像できると思うが、米国のバイデンに次ぐジャイアンは、
中国の「習近平」、ロシアの「プーチン」それに加えて、ウクライナとロシアの戦いの場、黒海の番人トルコ の「エルドアン大統領」 を挙げておく。
米国のバイデン大統領を 除いて、後の三人に共通するのは、過去の栄光に酔いしれるー「夢追い人」なのだ。
習近平は過去の 中華思想に酔い毛沢東に憧れる。  プーチンは 昔の大ロシア領土拡張したピョートル大帝を夢見る。NATOに属しながらロシア兵器を購入、さらにはフインランドとスエーデンのNATOの加盟に反対するエルドアンはかってのオスマン大帝国の栄光を胸に秘める。

 

2022年6月18日

 

 

** 次章では、「トルコ」について。ウクライナもそうだが、トルコは親日だ。
両国とも、日本が「日露戦争で勝利した」ことを承知している。最近、黒海ロシア海軍の旗艦が撃沈されたが、ロシア海軍の旗艦が撃沈されたのは栄光のロシア海軍の史上二度目だ。 一度目は、日本との日本海での海戦でバルチック艦隊
旗艦が日本のT字型戦法により撃沈された。