「老害」決闘 編

    昨年、6月頃より“ロシア/ウクライナ戦争”について、ウクライナ寄りの‘独り言’を続けてきたが、今回は、軽いノリで、『”デヴィ夫人“対”鈴木宗男参院議員ー森元総理“』の「老害」決闘 編を送る。小中生にもわかるように”会話体“のままお伝えする。

ーーウクライナへ食料など支援物資を届けるため私的にウクライナの地を踏んで帰国した(日本政府はウクライナ渡航は推奨してはいないが)”デヴィ夫人“を”FNN“が単独インタビュ ーして、その結果について、日頃から”ロシア寄りの発言“で知られる”鈴木宗男“にマイクを向け編集しているーー

 

 デヴィ夫人ー『……森元首相鈴木宗男氏、何を思っているんでしょうかね〜』

  厚化粧の夫人、いつもの身振り手振りよろしく、呆れた口調でモノ申す。続けて、

                      『”老害“ですね〜、……愚かですね!』

  因みに、デヴィ夫人は”83“才、鈴木宗男氏は、75才。(蛇足ながら、じいじは81才)

 

これに対してマイクを向けられた鈴木宗男氏曰く。

    宗男氏ー    『…………デヴィさんにね、あなたが”老害“じゃないですかと…………』

             つとめて、冷静さを装っていたが、一呼吸おいて、まくし立てた。

                      『今、ウクライナが”善“だ、ロシアが”悪“だと言う竹を割ったような論調

                          になっているが、………ケンカには、元々、何が原因かと言うその元がある              

                           のではないでしょうか』

  その”原因の元“の端的な説明がないので、首をひねっていると上から目線で宗男氏曰く。   

宗男氏ー『歴史の勉強は、あなたより私がしていると言うこと………一般的な外交にた

                 ち会ってない人とは訳が違うと言うことをキチッと説明していこうと思います』

 ここでも、発信する良いチャンスなのに、‘どのような一般的な外交’とやらの端的な説明がない。

    これに対して、デヴィ夫人がダメ押しの反論をする。

デヴィ夫人ー『プーチンさんの理由と言うのは……こじつけですし、彼がちゃんと言おう

                        と、彼が言ってる理由は正当化できないですよ …本当に歴史の勉強をし

                        てるんだったらプーチンさんの方がおかしいと言うことに気がつかないと』

更に、 デヴィ夫人は 、生の 現地を見たことを熱く語る。

 デヴィ夫人ー『… あの2人(森元首相鈴木宗男)は、世界情勢が分かっていない。… “ブチ                           

                        ヤ“と言うところで大殺戮 があって、車ごと焼かれた人たちがたくさんいる

                        わ けですよね 、その車の横腹に”ひまわり“の絵が 一杯描いてあったんです

                         よね〜、………………ウクライナが負けるようなことがあったらもう………

                          民主主義の墓場になってしまう。

                           (宗男氏らに)「恥を知れ!」ですね!ーshame on you                          

                       

  そして、デヴィ夫人は、最後に、“日本政府は、ウクライナをもっと積極的に支援すべき”と訴えて、締めくくった。

  日頃、何かと 派手な言動で物議を醸すデヴィ夫人だが、この件については、“デヴィ夫人” に正真正銘の拍手喝采を送る。

 それと、お願いだから、森元首相参議院議員鈴木宗男氏に引退、隠居をしてもらいたいと心の底から思う。後輩に席を譲り、趣味の世界に入られることを切に祈る!

  最後に、孫らに、即、役立つ一句を ! 

   a. 「憎まれっ子世にはばかる(憚る)。“に”憚る=自動詞で、 幅をきかす、のさばる の意。

   b. 「憎まれっ子世をはばかる(憚る)。“を”憚る=他動詞で、人の目を恐れて小さくなる意 

   ある程度馬齢を重ねてきた人(じいじも含めて)は、“世を憚って”生きねばと思う。

                 軽いノリのこの稿、終わり。2023、02、

息抜きで読む「名言(めいげん)」

 「名言(めいげん」を信じて大事にするのも自由、信じないのも自由だ!

じいじ’が、17の頃、大事にしてた“ことば“を一つ紹介しよう。

 

『いたずらに、過去を思いわずらう事なかれ、現在を見よ、更に雄々しく未来を見よ!』

  (フランスの哲学者 ・数学者、ポアンカレーより)

 

以下は、81になった‘じいじ’が「ナルホド!」と思った”句“の羅列。流し読みで結構!

 

1、『未来とは、今である。』  マーガレット・ミード(  米国の文化人類学者、1901生)

2、『人生に失敗がないと、人生を失敗する』  斎藤茂太(日本の精神科医、1916生)

3、『運がいい人も、運が悪い人もいない。運がいいと思う人と、運が悪いと思う人がいる  だけだ。  中谷彰 宏(日本の作家・俳優)

4、『人生は公平ではない、そのことに慣れよう』  ビル・ゲイツ(米国、IT、マイクロソフト社の創業者、1955生)

5、『天才とは、1%のひらめきと、99%の努力である』  発明王エジソン

6、『天才とは、努力する凡才のことである』  アルベルト・アインシュタイン

7、『正直は、常に最善の策である』    ジョージ・ワシントン(米国初代大統領1732生)

8、『私たちの生きてるこの世で起きることは、すべて原因がある。これが”因“です。起こった結果が”果“です。「因果応報(インガオウホウ、悪行には悪い結果が、善行には良い結果が出ること)」と言うように、必ず、‘結果’は来るのです。 瀬戸内寂聴(日本の作家)

9、『結婚とは、臆病者の前に用意された、たった一つの冒険である』 ヴォルテール(フランスの小説家、1694生)

10、『結婚とは、男の権利を半分にして、義務を2倍にすることである』  ショーペン・ハウエル(ドイツの哲学者、1788生)

11、『幸せとは、健康で記憶力が悪いと言うことだ』 アルベルト・シュバイツアー(医師、アフリカでの医療に人生捧げた、1844生)

12『太陽の光と、よい食べ物と無用の心配をなくすこと。それが病気を防ぐ根本である』

             エリザベス・ブラックウェル(米国、医師)

13、『私の人生は楽しくなかった。だから、私は自分の人生を創造したの』

              ココ・シャネル(フランスの女性ファションデザイナー)

『人を信じよ! しかし、その百倍も自らを信じよ』  手塚治虫(日本の漫画家、アニメ監督)

 

     最後に、シャレた句を!

   a、「鰯(イワシ)の頭も信心から」

   b、「信じるものは救われる」

 

  瀬戸内海の‘大島’と言うド田舎から‘東京’に引っ越した初めての節分(セツブン、豆まき)  の日には、じいじの‘おフクロ’は、『黒こげに焼いた‘鰯(イワシ)’の頭(アタマ、カシラと言うのは古語)を、棘(トゲ)のある‘柊(ヒイイラギ)’の枝に刺したのを玄関の戸口にクギで打ち込んでいた……気色(きしょく)悪いので聞いてみた、おフクロは、念じるようにのたもうた。

「魔除け(マヨケ)になり、イイコト、‘福’がやって来る!」

しかし、その年も、翌年も、その又翌年も〜〜、“イイコト”は、やって来なかった。

この、「鰯の頭も信心から」は、二つの用い方があり、一つは、『なんて迷信深いのだ、あきれるわ』と言いってけなす言い方、もう一つは、信仰は人それぞれで誰に迷惑かけるでもないのだからと、良き慣習として暖かく見守るやり方だ。

 

次の「信じるものは救われる」は、いろんな場面で使われている。信仰心と言うか、信心、或いは、信念というものは、不思議な力を持つと皆が言う。

何を‘信じる’のか?の“何を”、例えば、“両親”であったリ、“先生”であったりする。コレを“イエス”だとする説がある。曰く、「人びとの罪を背負い十字架に架けられ死んだイエスが、その3日後復活したことを、信じるものは、現世の不安、恐怖、困苦から救われる」

 妙に 、説得力がある。“宗教心”を遠ざけてきた‘じいじ’、‘こころ’が揺れ動くではないか?

81になって、とうとう、“ヤキ“が、まわって来たか!〜まあ〜深くは考えまいて。

 

‘※“    焼きが回る”とは?

刀鍛治カタナカジシ)が、鉄の棒を‘火の中にくべ’た後、ハンマーで叩き、堅く鍛えていく。ところが、‘焼き’が回りすぎると刀の‘刃‘がもろくなり、ボロボロになり、それが転じて、年が回りすぎ(とりすぎ)耄碌(モウロク)してしまうこと。

最後に、少年・少女期の孫達に、‘焼き’の回った老人から送る“助言”三つ。

1、眠れない時ー両手の指の爪をひとつずつ2、3度押す。

2、友達、先生、先輩、両親らから“心無いことば”で傷ついた時ー深呼吸して飲み込み

       そのことを急いで忘れてしまう。

3、皆んなの前で、発表する時ー口を半開きにしてバカのような気になって、エエ格好

       せず、トツトツと喋る。絶対に、ええ格好しいは、しないこと。

以上、焼きが回ったじいじから の “助言”、信じるも自由、信じないも自由、だが、信じるものは救われるはず。

 2023、03、01

追伸、最後の最後に、一句を追加。

14、『夜明け前が一番暗い』

         これは、先日新型ロケット、H3の打ち上げ失敗に対して、小2の生徒が、JAXA関係

          者にハッパをかけるために送った手紙の中の一句だ。 

          本原稿は、暫く‘下書き’として“お蔵入り”していたが、編集長(中1の孫)の“公開”指令

           が出たので、急遽、この一句を追加した次第。意外な所に“名言”は、あるものだ。

 

              

            

            

            

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「語るに落ちる」とは?

“気球”と言っても、‘そんじょう、そこらのチッポケな気球’とはワケが違う巨大な気球だ。

なんせ、高さ何十メートルもある熊本城ぐらいの大気球が米国上空にゆっくり漂い現れた。20キロ上空の気球の下は、モンタナ州の米軍の重要空軍基地だ。

米国民は、仰天した。……第二次世界大戦時、敗色濃厚な日本軍が苦しまぎれに放った“風船爆弾”の記憶が蘇ったのか?……特に,保守色の強い‘共和党“議員が騒いだ。

「なんだアレ」、「誰が飛ばしているのだ!」、「何をしてるのか?」「写真でもとって

情報を盗ってるのか?〜もしかして、中国か?」、「気球と連絡は取れないのか? CIAに

調べさせろ!」、「撃ち落としてしまえ!……まてよ!中に’細菌‘でも入っていると〜!

…気球の破片が落下して〜!」……実は、日本にも、コレとそっくりな気球が発見されており、最近では宮城県で現れ、自衛隊機がスクランブルをかけ飛び立ち接近して無人機の気球に向かって’誰何(すいか)‘した。

”モシモシ“……‘返答ナシ’、自衛隊機は、翼を振り威嚇するも‘反応’ナシ……これ以上のマニュアルもないし、当の自衛隊機はスゴスゴと帰投した。正解である。ーーコレを撃墜などしようものなら、日本国中、蜂の巣を突いたような’大騒ぎ‘となる。ーー一部のメディアは’拳‘(コブシ)を挙げる…「攻撃もせず、無抵抗な’モノ‘を撃ち落とすなんて、神聖な’憲法違反‘だ、だから、自衛隊は〜」、一方、(‘アノ国‘のモノでは?と疑うも口には出さぬ)こころ優しき大多数の日本人は、’真っ当な意見‘に見えるがその実、無責任な声を挙げる…「黙って、通り過ぎるのを待てなかったのか?」と。

結局、政府は、当の自衛隊員を呼び出し、「物言わぬ‘モノ’が、どうやって我が国民と財産の安全を‘脅かしてる(オビヤカシテル)‘と判断したんだ?」と禅問答を繰り返し、難詰(ナンキツ)、“辞職”に追い込んでしまうかも知れないのだ。

ーーだが、米国政府の決定は日本とは違った。至極、真っ当で常識的なものだった。

1、先ず、中国政府に問うた。

2、中国政府は、“うちのモノではありません”と「否定」した。

3、数日後、中国政府は白状した。『中国国内の民間企業が’気象研究用“に飛ばしたところ

       偏西風に乗り、貴国に迷い込んだようだ。”遺憾“に思う。』と。(中国が‘自分のもの’と認め、且つ”遺憾“を表明したのは、史上初とは言わないまでも稀有なことだ。(ー日本政府は、どんなに名誉を傷つけられようと領土を盗られようと対抗策を実行すること なく”遺憾砲“を乱発するだけだがー)。 更に、中国に、西側諸国で言う、”民間会社“なるものがあるのだろうか?その民間会社なるものが”気象研究”のため ‘熊本城’ほどの巨大な気球を中国共産党独裁政権の許可なく飛ばせるものなのか?是非ともその民間会社の名前を公表して欲しいものだ。

4、”中国からのモノ“との確認後、米国は気球“が海上に移るのを待ってF22戦闘機にガラ蛇の異名を持つミサイル‘サイドワインダー5千万円)一発で撃ち落とした。 (’機銃掃射‘しても巨大な気球のガスが抜けるのに時間がかかり落下地点が不明となる)

5、気球が撃墜されたとの報に、中国は、激昂(ゲキコウ、激しく怒ること)した。

 「強烈な不満を表明するとともに、民生用の無人機に対する米軍の攻撃に抗議する。対抗措置の権利を留保する。」……人が激しく怒り狂うのは、‘痛いところ’を他人から突かれたときに起こるものだ……

6、米国発表。「落下した気球から“太陽光パネル”が発見された。」更に、「米国領空に飛来したことは、’米国主権の侵害‘だとの議会の共和党の声に押さ れ、“ブリンケン国務長官( 日本の外務大臣)の数日後に予定していた“訪中” を延期した。…その後、「通信傍受用アンテナ」が、見つかった。

 今後、次々偵察用機材が見つかるかもしれない。

 地上からの微弱な電波を拾い、その後どうやって中国国内に取り寄せるかについては 後々の研究課題とするとして、明らかに“気象情報・研究“用とは異なる”偵察・スパイ”用の証拠機材が発見される度に、米国の”対中世論”は 硬化する。そして、 発見された機材の中から日本製の部品があれば、当該部品メーカーは、後々の‘制裁’を覚悟しておいた方がよい。

       

                           

 7、以上の1〜6の米中のやりとりを、表す『一句』を紹介しよう。それは……

       『語るに落ちる』だ。

   この意味は、「この米中のやりとり」は、“語るに値しない”と言う 意味ではない。この『語るに落ちる』の句は、もっと長い句を省略した“句”なのだ。

  『問うに落ちず語るに落ちる』の省略句なのだ。

          悪事を働いたとおぼしき‘容疑者’を、取調官が訊問(問う、質問する)する場面 で説明しよう。‘落ちる’は、‘白状する’の意、‘語る’は、容疑者が、自ら進んで調子に乗ってせっかく“秘事”にしていたことを洩らす、不注意で白状 した意。

 これを、まとめると。ー『他人から詰問されると、“絶対にオレではない”と落ちることはないが、自ら喋り出すと次から次へと“ボロ”が出て、自白することになる。』―

8、ここからは、年長組の孫達へ!

  1. 領空とは、

  ある国の地上から100キロの範囲内のことで、許可なく侵入すれば、撃ち落とされても文句は言えない 。(このことを“領空には、その国の‘主権’があると言う)

 通常の旅客機は、10キロ(10、000メートル)上空にいる。今回の“中国の気球”は、上空20キロ(20、000メートル)にいて、旅客機とはすれ違わないところだ。更に、その上空100キロを越えたところは、‘領空’ではなく。‘宇宙’であり、各国の‘主権’がおよばぬ空間なので、各国の人工衛星が自由に飛び交うところだ。中国の衛星も勿論 、飛行しており、そこから地上を 空撮できる。だが、猛烈なスピードで飛行する人工衛星から撮られた 瞬間の画像である‘空撮’で盗れる情報には限界がある。もっと地上に近づき、空中停止までいかなくとも、ユックリ漂い、電波を拾うには……“気球”があった。気球からなら、画像は鮮明だし、微弱な電波も拾える。だが、そこから先はどうするのだろうか?………例えばの話だが、気球で受けた微弱な電波内容を人工衛星に送り、そこから国内に転送は可能

 b、サイドワインダーとは?

 蛇は、‘熱’を発するものに向かう。”ガラガラ蛇“の異名を持つ‘ミサイル’(熱やら赤外線を発して‘動くもの’を追尾し、蛇行しながら目的物に命中して破壊する誘導兵器)であるこの「サイドワインダー」を、F22戦闘機に載せて、”巨大気球“が海上に移ったところで、この気球に向けて発射した。F22戦闘機は、上昇高度が世界一の米軍の戦闘機だ。だから、地上20キロの気球に近づける。

  一撃墜された気球の破片は、続々と回収され、中国にとって不都合な事実が明らかにされ るだろう。一発5千万円の高価なミサイルだが、十分、元は取れるだろう。

 

 ※ ”空対空“ミサイルーーサイドワインダーのように、航空機から飛行物体に打つ

     ”地対空“ミサイルー地上から航空機に向けて打つ

     ”地対艦“ミサイルー地上から艦船に向けて打つ

以上 、この稿、終わり。

2023、02、11。     

 

 

じいじの社会科教室 vol.2

2章 アメリカに次いで、第2、第3のジャイアン(厄介なガキ大將)誕生ーーー。

 

a、 中国もロシアも英国もフランスも、それぞれ、先の大戦で「日本」を打ち負かしたと国内で喧伝(けんでん)している。


b、 だが、日本はアメリカに圧倒され、最後には、兵士ではなく民間人をも無差別に殺傷する史上初の核爆弾投下(広島、長崎)した米国に降伏したのだ。

原子爆弾

 

c、  1945年、ドイツ降伏後の「日本」について連合国(英米を中心とした戦勝国側)がまとめた「降伏勧告のポツダム宣言」を日本が受諾(うけいれた)した書面に署名したのは、当時のジャイアンである三人、米国のトルーマン大統領、英国の首相チャーチルそれに中華民国、台湾の蒋介石だった。(ソ連は事前に詳説が 無かったとして欠席)。注目すべきは、その後の戦勝国側で作った「国連」の五大常任理事国のひとつが蒋介石統治の台湾(中華民国)だったことだ。


d,  ソ連に至っては、1945年日本が降伏する直前、日ソ中立条約を一方的に破棄して連合国側に割り込むようにして日本に参戦、挙句、降伏後に千島列島に進駐、ハボマイ、シコタン、クナシリ、エトロフに居座った。このように、火事場泥棒のような振る舞いをしたソ連邦は内部分裂して1991年崩壊した。


e、 ソ連邦が崩壊した後、「新生 ロシア」が誕生するが、 当然の如くと言った顔をして国連の常任理事国に居座った。小生、戦勝国側が作った絶対的拒否権を持つ五大核保有常任理事国が牛耳る「国連」など憧れていないが、常任理事国を当然のようにロシアが引き継ぐことに釈然としない。ーー調べてみたら、アッタ。このことにつき、後に、ウクライナ国連大使が「国連の総会でも、安全保障理事会でもなんら協議もしていない」と問題提起していた。もちろん、国連は反応なしで、なしのつぶてだ。


f、  馬鹿にするつもりはないが、虫眼鏡で確認できる辺境の国も一票、常任理事国の1カ国でも反対すれば何も決まらない「国連」のルールは、おかしい。


g、  ここまでくると想像できると思うが、米国のバイデンに次ぐジャイアンは、
中国の「習近平」、ロシアの「プーチン」それに加えて、ウクライナとロシアの戦いの場、黒海の番人トルコ の「エルドアン大統領」 を挙げておく。
米国のバイデン大統領を 除いて、後の三人に共通するのは、過去の栄光に酔いしれるー「夢追い人」なのだ。
習近平は過去の 中華思想に酔い毛沢東に憧れる。  プーチンは 昔の大ロシア領土拡張したピョートル大帝を夢見る。NATOに属しながらロシア兵器を購入、さらにはフインランドとスエーデンのNATOの加盟に反対するエルドアンはかってのオスマン大帝国の栄光を胸に秘める。

 

2022年6月18日

 

 

** 次章では、「トルコ」について。ウクライナもそうだが、トルコは親日だ。
両国とも、日本が「日露戦争で勝利した」ことを承知している。最近、黒海ロシア海軍の旗艦が撃沈されたが、ロシア海軍の旗艦が撃沈されたのは栄光のロシア海軍の史上二度目だ。 一度目は、日本との日本海での海戦でバルチック艦隊
旗艦が日本のT字型戦法により撃沈された。      

 

「とう平」(寝そべり)主義

今の中国の若者を言い表す言葉。“とう”の漢字が難しい。漢字の右側の‘旁’(ツクリ)は、“尚“

この字の左側に”身“の字を添えた漢字だ。身を平らかにして横たわることである。即ち、

”頑張らない“、”競争しない”、“欲張らない”………これが嵩じると、“恋愛も、結婚も就職もせず”、ひたすら、平らかに“寝そべる”のだ。要するに、世をスネて不貞腐れてるのだ。

巨大な14億人のデジタル監視社会。14億の民が、ある日突然、右向け右、左向け左と急変を強いられる。3年前のゼロコロナ政策では、数十人のコロナ感染者が出ただけで、高層ビルが建ち並ぶ一つの地域全体を閉鎖し全活動を休止し、ロックダウンする。人っ子一人いないゴースト ー タウンが現出する。それが1週間は続く(住民は、地方都市が負担するPCR検査に並び、軽くワンタッチかのようなスピードで注射を受ける、後は家に引きこもり玄関前に置かれる配給食を受ける、もし、無断で出歩こうものなら監視員に寄ってたかって糾弾をうける)のだ。そんななかでは、平凡な“個人”は、その息苦しさから“寝そべる”。分からないわけがないだろう。

非凡な経営の才をもつ個人の私営の民間会社(中国に西側諸国で言うところの真の  

 民間会社があればの話だが)が、グローバル企業に成長し莫大な利益をあげ続けてれば必ず、共産党独裁政権、政府が横ヤリを入れてくるに違いないだろう。その”企業“は悟る。

ー利益をあげ過ぎたわ!、過ぎたるは及ばざる如しだわ!、これからは、他人と張り合うことはしまい、そこそこの利益で、”寝そべって“暮らそう。

若者がこのように考えるようになることは、国力の衰え行く前兆だ。その原因は下記の二つにあると思われる。

1、60年ぶりに人口減に転じたこと。

2、共産党独裁政権下の経済の限界(基本は、共産党に奉仕する利益無視の非効率国営企業)

2については複雑、多岐にわたるため後日、機会があればと言うことにして今回は1について独り言つ。

 1、60年ぶりの中国の人口減!

   イ) 、総人口ー  

世界一の中国の人口が、インドに抜かれつつある。中国の‘統計’や‘数字’を全面的に信用するわけではないが、世界各種のシンクタンクが苦労して推計した昨年末の両国の人口は、中国の14億1200万人に対して、インドは14億1700万人だ。(余談だが、中国に関する数字、統計は常に疑ってかからねばならない、なんせ、“大言壮語の民”なのだから、……コロナにしても、突然、“ゼロコロナ”から“オープン”にして感染者の数字発表もヤメ統計も放棄してしまう。それ故、後世の“コロナの研究”が不確かなものになってしまう。 3年前もそうだ。 コロナ発祥地との噂のあった‘武漢’にWHOのスタッフを入れて調査して精密なデータを採っておれば、世界に多大の貢献をしただろう。だが、そのような殊勝な気持ちなどテンデ持ち合わせのない、 メンツばかり重んじる独善的“大国”中国なのだ。困ったものだ。

ロ)、人口分布ー

インドの人口分布図は、きれいな“正三角形”だ。底辺の若年層(2〜30年代の労働人口)が、圧倒的に多く将来の国力発展が予測できる。

これに反して、中国のそれは“逆三角形”だ。若年層に比べ、60才以上の高齢者が多い。それもそのはず、いまか ら60年前に2回のベビーブーム(1963年、1987年)があったと言われ、その頃のベービーちゃんが、続々と60を迎えているのだ。これからは、少数の若年層が 多数の老年層を支えていかねばならない。

  ハ)、 少子化

 中国は永らく“一人っ子政策”(1979年より)を採ってきた。政府としては、何十億の民の胃袋 を満たすための苦肉の策だったが、 一人っ子で大事に育てられ‘小皇帝’とも6いわれる‘わがままっ子’を誕生させ社会問題にもなり、当初から不評だった。しかし、 違反者には罰金も科していたこの一人っ子政策を突如として変更した(7〜8年前)のだ。若い労働力が急速に減少することに政府は慌てたのだ。このままでは、年寄りだけの老人大国になってしまう。ただの“人口大国”になってしまうではないか。

 しかし、急に、2〜3人 子を産めと言われても、人間は 機械ではない、それに 若い夫婦にとって、子の教育費ー小皇帝さまを‘塾’に通わすだけで もたいへんーが重くのしかかる。更には、”ゼロコロナ政策“のように突如、コロコロ変わる不安定さに女性は ついていけないのだ。一旦何十年も 続いた政策は急には変えられないものなのだ。

 それから、もう一つ、‘人口の男女比 率’ だ。おおよそ、女性を 100 とすると、男子は110前後のようだ。オトコ余りだ。そもそも、結婚するのにもたいへんで ,運と才と財に恵まれて、盛大な結婚式もあげて結婚ができたとして も、急に変わる  社会の不安定化に女性は 落ち着いて子を産めない。こうして”少子化“の改善は、遅々として進まない 。少子化については、日本も同じ問題を抱えている。

ニ)今は昔、「中国は、世界の工場」

 数十年前、十何億の巨大な人口、生活は貧しく先進国の十分の一の報酬(給料)でも‘働き手’は無尽蔵だ。 中国の開放政策と相まって、西側先進国は、こぞって、工場を中国に移し中国は”世界の工場“となった。西側先進 資本主義国にとって 中国は、垂涎 の的( スイゼンノマト 、ヨダレが垂れるほど魅力的なこと)だった。大量の 消費者、つまり、大量の需要が見込めることは、 ‘大量生産 ‘が可能なことで一個当たりのコストが格段に安くなるこ とだ。極端にいえば 、今まで自国で作って売っていた価格 の半値でも利益が出るし 競争相手にも勝てる。

 そして、半世紀経って、貧しかった 中国の民の生活が潤った。労働者の人件費が西側諸国並みに上がってしまった。さらに厄介なことに、ホワイトカラーの給料よりブルーカラーの給料がより高騰した。キツイ仕事をする地方出身の若い農民工の数(2億とも3億とも言われている)が減少していくが、“キツイ”仕事はいくらでもある。当然、農民工の給料はハネ上がる。一方、一人っ子で大事に育てられた‘小皇帝’さまは、大学卒業して、キツくない楽なホワイトカラーに群がるが、ここは、ペーパーレス、合理化、電子化で、大勢の‘人’はいらない。

もはや、若くて勤勉でキツイ仕事を厭わない‘安価で良質’な労働者は、中国にはいないのだ。“世界の工場”は、昔の物語になりつつあるのだ。 

それを知ってか知らずかはわからねど 、  豊かになった中国は自信を持ち始めた、イヤ、過大な自信をもちはじめた。民主主義国の期待に反して突っ走り、突如”専制主義、権威主義国“の ような振る舞いを見せるようになった。ーー米国を追い越し、世界一の強国になるのだ、イヤ、すでに軍事的には追いついたぞと自信を深めたーー過去の一時期西側諸が中国領土を勝手に切り取り植民地化してきたと言う歴史の‘怒り’が頭をよぎったか、 はたまた、大昔の‘覇権主義中華思想’(領土拡張主義)に 浸りたいのかは分からない。

今や、 西側諸国は、異形(イギョウ)の大国 、「 中国 」について、「ロシア」と同じ“ニオイ”を感じるようになった。“商売したければ技術全て公開しろ“などのきつい条件を嫌い 、或いは、スキあらば産業スパイを介して技術をパクられ の 嫌って、“新規投資”が減り、徐々に外国資本(工場)が中国から“撤退”、或いは工場を 東南アジア、ベトナム、タイなどへ移動するようになった。 更に、“習近平”は、独裁を益々強化して“台湾”をとりこむことが“核心的利益”だと宣っており、じいじには‘何を言っているのかさっぱり分からない。親父から聞いた話では、第二次世界大戦で日本が敗戦した時の国連常任理事国の一国は、中華民国(今の‘台湾’)だったのだから。……東南アジア、ベトナム、フイリピンなどと領有権で争いのある 南シナ海南沙諸島も一方的に自国領土と宣言して、気がついたら、中国の軍事基地が出来上がってしまった。誰も止められない。国連もあてにならない、なんせ、国連の常任のロシアが率先して軍事力でウクライナを侵攻、これに同じく国連常任理事国たる中国はロシアとあうんの呼吸で黙認、最後の砦の“米国”も核大国には腰が引けてる。 だが、日本を含めて、“核”を持たず、大した軍事力持たない東南アジア、欧州諸国が声をあげ始めた。…………独善的な中国に逆風が吹きは始めてきたのだ。 

 一年前のロシアのウクライナ侵攻以降、世界は、「ロシア、中国、北朝鮮」を、西側民主主義国とは異なる“異質な専制国家”のかたまり、グループと見なすようになった。

14億人のキツイ仕事も厭わぬ若くて安価な労働力は、その生産力と莫大な 消費量で西側先進資本主義国を魅了した。厄介なのは、そこそこの”小金“を持つが”労働意欲“はなく、たいした“消費“もせず、ひたすら横になり”寝 そべる”14億の民だ。ブラブラしてても腹は減る。14億の中国の民の胃袋をどうやって満たすかだ!ーサーモン、マグロの刺身を14億の民が好きになったら〜〜どう

 この稿、悲観的になるが、一 応、これにて終了。   

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じいじの社会科教室 番外編 「ひとりごと」

 

“物言わざるは、腹ふくるる業(わざ)なり”(徒然草)

始まりのキッカケは、昨年(2022)2月24日のロシアによるウクライナ侵攻である。

80を超えた‘じいじ’が、このロシアの蛮行や、世間一般の些事(さじ)につき独り言のように

書き連ねたもの(これを世間では、“ツイート”と言うのかな?)である。

読み手として、孫5人を対象としているが、今の小中生の“恐るべき能力”を熟知しているじいじは、難しい漢字もそのまま、大人向けの内容もそのままにして書き流した。

昨年の6月22日頃の一回を始めとして5〜6回、ウクライナ侵攻に関連して、米国のバイデン、ロシアのプーチン、中国の習近平、トルコのエルドアンらを題材に独り言、これを“LINE”に流したところ、孫らは、余りの長文、難解?、本当か?とクビをひねり、口をアングリ開けたまま。そのうち、保護者の目にも触れ、“表現が不穏当”、“公平でない”などの声があがり炎上。そんななか、勇敢なる孫の1人が、『ブログ』と言うものを開設してくれた。(体のいいLINEからの追放だ!)

そんなわけで、今年(2023)初回の『お題』は、“寝そべり”(とう平)である。乞う、ご期待!

今回は、前置きだけに留める。(昨年のツイートに興味があれば喜んでお見せします。)

 

 

 

じいじの社会科教室 vol.1

八十の壁を越えた、じいじが、孫ら小中学生に送る、現代社会科の授業。
 四章に分けて送る。

一章 「腐っても鯛」(少々傷んでもタイはタイ、値打ち物!)

 

a.  第2次世界大戦を終わらせた(1945)のは世界の一強、超大国アメリカ」だ。

アメリカの国旗

 

b、それから80年後の今、中国の台頭もあり、アメリカは衰えたりの噂アリ


c、アメリカは「世界の警察官」をヤメにしたい、同盟国よ 負担してくれ!
      アメリカは、民主主義、「世論」の国だ。  現代アメリカの世論は
       相手が「核爆弾」を所有している国とは、コトを構えてたくはない、まして
       米国兵士を差し向けることに反対なのだ。


d、 今の「ロシアとウクライナ」戦争についていえば、
       不当な侵攻をしたロシアに即座に軍隊を差し向けることはせず、様子見をし
       てウクライナに武器は供与するも、ロシア領内にまで飛ぶ長距離砲は供与し
        ないのだ。なぜなら、ロシアのプーチンを追い詰めるとサリンなどの一般人
         まで傷つける化学兵器、ひとつふたつの核を落とすのを怖れているからだ。
        つまるところ、バイデン米大統領はロシアのプーチンの「核」の脅しに屈し
         て、腰が引けているのだ。このような先例を許すと、核を持つ邪悪な国のい
          うとおりになってしまう。


e,       そうは言いっても、「アメリカ」は、核は5千発と6千発のロシアには及ば
           ないものの経済、文化などの総合力ではロシアを凌ぐ。痩せても枯れても
           世界の超大国なのだ。   腐っても鯛 なのだ。
           それに、アメリカも頼りにならず国連は話にもならず無力となると、核を
           持つ中国、北朝鮮それにロシアに三方を囲まれた日本ーーー恐ろしい限りだ。

    先の大戦の贖罪意識を持つ日本人は周辺国の世論工作に乗り易い
             ので気がついたら土地も爆買いされ、メデイアも外国人に乗っ取られ戦わ
             ずして外国の属国にされないことを祈るのみだ。 

    

2022年6月18日

(2022年2月のウクライナ侵攻を受けて孫たちのために執筆) 

 

二章  アメリカに次いで、第2、第3のジャイアン(厄介なガキ大將)誕生ーー。
          後日執筆予定。